ナース・看護師長は何でも屋?正常な職務領域を考える

ナース・看護師長は何でも屋?正常な職務領域を考える

 

日本の病院では患者の乗ったベッドの搬送を、看護師が当たり前のように行っているという実情があります。

 

本当に当たり前の光景なので、傍から見ても不思議に思わないかもしれません。

 

ですが、看護師の搬送は本来看護師の仕事ではないのです。

 

救急救命士の資格を持った専門家が行うべきものなのです。

 

日本の場合、救急救命士は重傷者を運ぶために救急車勤務をしています。

 

そのこと自体は問題ないのですが、近年問題となっている「コンビニ受診」などに救急救命士の手が煩わされて、軽傷者をわざわざ運んでいるという実態があります。

 

そのしわ寄せが看護師に来ていて、看護師の業務領域を広げている原因にもなっているのです。

 

“看護師は何でも屋”

 

ベッドメーキングや配膳など、本来すべきことではない業務まで任されていては、日々忙殺されるのは当たり前。やらなくていい仕事までが、どんどんと舞い込んでくるのです。

 

看護師不足が叫ばれて久しいですが、こういった事情を鑑みれば当然の結果です。まずは職務領域を正常に戻すことが必要なことではないでしょうか。

 

 

マネージャーとはすべての仕事をする役割ではない

 

そして、看護師長に求められるのはマネジメント能力のはず。

 

ですが、スタッフ看護師と師長の仕事分担が明文化されている医療機関のほうが少ない、という実態があります。

 

その結果、役職者でありながら何でも屋の体で業務を行なっている看護師長が多いのです。

 

それに加えて日本では、医療機関に限らず、なんでもできる(やる)マネジメント職を望む風潮があります。

 

「これは視師長の仕事じゃないから」と退けることを、周囲がネガティブに捉えがちなのです。

 

そこに慢性的なスタッフ不足も重なって、人員不足の状況下でケアの質を落とさないために、師長も合わせた全員でなんとかやりくりしている、という状況になっているのです。

 

看護師長は他部門との交渉や調整の役割を担っています。

 

師長の采配次第で、スタッフたちの仕事のやりやすさや雰囲気も変わってきます。それが引いては、病棟看護師の離職率にも影響します。

 

実際にも、スタッフ第一に考えて動いてくれる看護師長のもとでは、労働環境が厳しくなっても、それを理由にスタッフが辞めることはないとまで言われているのです。

 

>>看護師の年収が高いってホント!?トップページ


トップページ 転職支援サービス 目次